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Windowsリモートデスクトップ接続で使用するポートを変更するには

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やりたいこと

WIndowsリモートデスクトップ接続で使用されデフォルトのポートは、「3389」です。 これを変える方法を書いてみたいと思います。

環境

本手順はWindows Server2016で実施しましたが、 以前バージョンでも使用できるはず。

正規の手順

以下がおそらく正式な手順です。

接続先サーバ

  1. Windowsキー」+「R」を押す

  2. 「ファイル名を指定して実行」ダイアログで「regedit」と入力して「OK」をクリックする f:id:chinoka:20190515053537p:plain

  3. レジストリエディターが起動する

  4. 左ペインのツリーより、以下まで展開する HKLM\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\Terminal Server\WinStations\RDP-Tcp f:id:chinoka:20190515053534p:plain

  5. 右ペインの「PortNumber」をダブルクリックする f:id:chinoka:20190515053531p:plain

  6. 表記を10進数にし、値のデータに変更したいポート番号を入力する
    #以下はポート番号を7777に設定している例 f:id:chinoka:20190515053529p:plain

  7. 接続先サーバを再起動する

接続元クライアント

  1. リモートデスクトップ接続時に「IPアドレス:変更後ポート番号」と入力する f:id:chinoka:20190515053526p:plain

こんな方法も使えるかも

注意)以下は自己責任でお願いします。

下記の手順は、接続先サーバ内でポートフォワーディングする方法になります。
変更後のポート番号で接続しに来たものを、接続先サーバ内でポートフォワーディングし、 3389ポートに流すという形です。

接続先サーバ

  1. コマンドプロンプトより下記コマンドを実行
> netsh interface portproxy add v4tov4 listenport=<変更後のポート番号> listenaddr=<IPアドレス> connectport=3389 connectaddress=<IPアドレス>

接続元クライアント

  1. リモートデスクトップ接続時に「IPアドレス:変更後ポート番号」と入力する
    #前述と同じ

注意点

ポート変更後にリモートデスクトップ接続ができない場合、 ファイアウォール設定で変更後のポート番号を使用した接続が許可されているか 見直してみましょう。